皆さんこんばんは。
最近、ブログのネタ作りに困って、書評にも範囲拡大中のとなりと申します。
今回ご紹介させていただく本は、小説でもエッセイでもない。
齋藤孝先生の『読書のチカラ』という自己啓発本を取り上げてみようと思います!
個人的評価
・読みやすさ:☆☆☆☆☆
・病み付き度:☆☆☆☆☆
・独創性 :☆☆☆☆☆
・教養学問性:☆☆☆☆☆
・言葉選び :☆☆☆☆☆
総合評価 S
※あくまでも個人的評価なので、悪しからず。
内容
不安で、たまらない淋しさに襲われるとき、悲しみの底で歯がみするとき、本には、人間の生命を立たしめる力がある。泣いて、笑って、人生の苦しさと人間の可能性に深くぶつかっていけ!人間として一番大切なことを取り戻すために―いま我々が「本を読む」大いなる意義を説く。
(BOOK)データベースより
感想
この本を最初手にした当時、わたしは大学4年次でした。4年次の後半にもかかわらず、就職活動も碌にせず、卒業論文のテーマも定まっていない状態。このままでは確実に留年だ。まさに「八方塞がりだ」と、人生に悲観し、当時は嘆いていました。(今思い返せば、就職活動も卒業論文もわたし自身の力量のなさなのですが、視野の狭かったわたしは人生について悩みに悩んでました。)
悲観し続けるのは良くないと感じたわたしは、なにか本を読んで知識を身に付けよう。でも…、どんな本を読めばいいんだ?
頭に疑問符をつけたまま、とりあえず大学生協の書籍コーナーに繰り出しました。そしてこのに出会いました。
家に持ち帰り、読み終わった後、心のつっかえみたいなのがすっと取り除かれた気持ちでした。「わたしが探してたのはこの本にあったのか。」「わたしはなんて小さなことで悩んでたのか」当時の感想は、こんな感じだったと思います。今でも気持ちが沈んだりしてる時はこの本を捲っては、気持ちを落ち着かせてます。
この本を読み終えて、当時のわたしは留年することを決意しました。
こんな人にオススメ
●大学生の方。わたしはこの本を読んで「大学生のうちにもっと本を読んでおけばよかった」と後悔してます。時間は限られてます。社会に出ると時間がどれほど貴重なものか…。
●人生に悩んでる方。わたしはこの本で人生が大きく動いたと実感してます。今の時代、本だけではないですが、情報の影響力は凄まじいです。それが、毒になるか薬になるか…。
●本の読み方がわからない方。本を読むのは大事なこと。だけど、なにから読めばいい?どうしたら身になるの?この本はそう言った方々の指南書みたいなものです。この本にあげられてる本を参考にしてみるのもいいかもしれませんね。
このような方は、ぜひ本書を手に取って読んでみてください。
では、また。